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外国人労働者問題の根源は・・? [格差社会]

 

ルポ 差別と貧困の外国人労働者 (光文社新書)

ルポ 差別と貧困の外国人労働者 (光文社新書)

  • 作者: 安田 浩一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/06/17
  • メディア: 新書

外国人研修制度」この実態は研修という名をかりた労働である。一部、研修生と円満な関係を築き双方の利益になっているところもあるらしいが、大部分は研修とは名ばかりの安価で過酷な単純労働に従事させられている。それはほとんど強制労働である。その中で圧倒的多数を占めているのが中国人である。

千葉県の農業協会の場合、月額報酬6万5千円、報酬は全額貯金、報酬とは別に食費5千円を支給、い習慣の労働時間は40時間、残業は時給450円、残業代は月額報酬とは別の口座に振り込む。休日は週1回、通帳と印鑑は経営者が預かり、必要に応じて現金を手渡す、パスポートも経営者保管、

パスポートと通帳・印鑑を経営者が預かるのは「逃亡防止」のためである。制度上は禁止されている。

ある岐阜県の縫製工場では、朝7時~夜10時までミシンを踏み続け、休日は月1日、基本給5万円、3万5千円は強制貯金、生活費として支給されるのは1万5千円、残業手当は実習生時代時給300円、研修生時代200円、隙間風が遠慮なく入り込む古い木造建て平屋の寮のなかでダウンジャケットを着込んで過ごす。

こういった研修生の日本の受け入れ側は、研修生受け入れ目的のためだけに設立された協同組合。その多くはビジネスとして研修事業を行っている。収入源は研修生を派遣した企業から徴収する管理費である。

毎月、研修生1人当たり3万円ほど徴収する組合が多い。100人~200人になれば相当な収入になる。派遣時に数10万円徴収する場合もある。事務職員1人か2人、非常勤の通訳、元手はかからない。唯一手間のかかることと言えば、現地の送り出し機関から研修生を引き連れてくること。しかし、その費用も傘下の企業に押し付けることもある。

協同組合が主催して中国へのツアーが組まれる。ツアーに参加した経営者は送り出し機関が用意した会場で大勢の候補者の中から指名する。通常は実技試験や面接で決めることになるが、女性の場合容姿で判断する経営者も珍しくない。この子は可愛いとか、スタイルがいいとか軽口をたたきながら研修生を選ぶ経営者も結構いる。まるで置屋のような雰囲気になる。さすがに送り出し機関の担当者が露骨にいやな顔を見せることもある。

協同組合主催のツアーは夕食の後「女を世話しろ」と言う。まるで売春ツアーである。そのような経営者が女性研修生を連れて帰るのだから、セクハラが絶えないのであろう。

しかし、前述したように全ての協同組合がこういったものではない。法令を順守したまともな協同組合も少数であるが存在する。

以下引用開始


 協同組合の代表者は、主にその業界出身者が多い。例えば縫製業界であれば、長きにわたって研修生を雇用してきた経営者が研修ビジネスのシステムを覚えていくなかで「自ら派遣する側」へと転身するケースだ。もちろん異業種から転進して協同組合の設立に関わるものも少なくない。外事関係の警察官、暴力団関係者といった経歴をもつ者もいる。

ただし、私が最も許せないと思うのは、劣悪な労働条件を強いている協同組合の代表者が、労働組合出身者であるというケースだ。

岐阜県のある大手の協同組合は、元社会党代議士で、一時期は地方労働組合の委員長も務めた人物が理事長に収まっている。この協同組合の傘下企業では、過去に何度も労働基準法違反の事例が明らかとなっている。しかし、労働組合出身の理事長は「企業が勝手にやったこと」だと自らの責任を棚上げし、しかも「協同組合は中小・零細企業を守るために存在するのだ」と研修生保護の姿勢を見せなかった。

 この理事長が、若いころの軍隊経験をもとに反戦活動となり、かつては未組織労働者のために奔走したこともあるという経歴に、私は敵意を抱いている。しかし、労働者を守るために反省を通夜した人間が、なぜに「時給300円の労働者」を放置してきたのか。現在の彼の“立ち位置”が私にはまったく理解できない。

 労働運動出身者といえば、日本有数の研修生受け入れ機関である日中技能者交流センターの元会長で、現在は顧問を務める槙枝元文をあげなくてはならない。”ミスター日教組”とも呼ばれ、80円台には総評議長をも経験したあの槙枝である。

 槙枝が創設し、現在も役員のほとんどが労組関係者で占められる同センターは、「団体監理型」の草分けともいえる存在で、これまで1万人近くもの研修生を中国から受け入れてきた。しかし、ご多分に漏れず、これまでにも最低賃金法違反、長時間労働、強制帰国など加盟企業で多くの問題が発生している。


協同組合の中には労働権の侵害どころか、ピンはね、中間搾取を行っているところもある。

 


「ピンハネした金を返せ」

元実習生の中国人男性が実習生受け入れ機関賃金の一部を着服されたとして、東京地裁に提訴したのは09年5月7日のことだ。訴えられたのは「日中経済産業協同組合」(東京都渋谷区)小渕成康代表理事。故小渕恵三元首相(元首相の兄の長男)である。

 


また、一方の研修生を送り出す側である中国の送り出し機関の周辺で、ヤクザと公安が甘い汁を吸っていると指摘する者も少なくない。

一体、これはどういうことなのか・・・

「国と国の隙間を縫った国家の裏事業」の様な気がしてならない。

 


 いわば、研修生という存在によって、縫製業者の多くはぎりぎりのところで「生かされている」のだ。大手婦人のアパレルから仕事を請け負う、別の縫製業者も言う。

「この20年で、工賃は半分にまで下がっています。たとえばデパートで定価7000円で売られている婦人物のブラウス、私の工場では750円の工賃で請け負っています。20年前の工賃は同じ低下のものであっても1500円でした。ちなみに1枚のブラウスの縫製に要する時間は1時間、つまり時間にして750円の売り上げにしかならないわけです。この中から人件費を含めた諸経費が出ていく。とてもじゃないが、日本人の従業員など雇うことはできません。だからこそ研修生を受け入れるしかないのですが、実はそのコストだって決して安いわけではない。たしかに給与は日本人よりは安価ですが、受け入れるにあたって協同組合(受け入れ機関)へ、一人につき10万円の諸経費と毎月3万円の管理費を納めなければならないのです。儲かっているのは受け入れ機関だけですよ」

過疎地の農場や元請けからの無茶な要求に泣かされる縫製工場の経営者が追い詰められたあげく、さらに弱い立場の者を下部に置くことで帳尻を合わせる。何と残酷なピラミッドなのか

真っ先に傷つくのは研修生であり、そして責任を取らされるのは受け入れ企業である。大手スーパーも、デパートも、メーカーも、アパレル会社も地場産業の衰退など知ったことではない。大企業から見れば、下請工場や農場など、研修生同様「使いまわしのきく労働力」に過ぎないのだ。

ミシンの軋む音は研修生の悲鳴であり、零細経営者の慟哭である。

「国内産」「Made in Japan」-食料品や洋服に貼られたラベルを見るたび、私は目に見えないもう一つのラベルを想像する・

Made by Chinese―

日本の地場産業を支える外国人の姿だ。


 

 そんなに器用でうまくはないが、夏物の洋服、こまごまとした手芸品、編み物、お菓子など手作りは結構好きである。材料を揃え、道具を用意し作ると廉価な物よりは必ず高くなる。しかし、素材もよく手間暇をかけて丁寧に作ってある商品はそれなりの値段がして、普段はおいそれと買うことができない。そういうものから見ると自分で作った方がはるかに安上がりである。

 小さな頃、特に東京ではない地方に住んでいた時の記憶は母の手作りの服を着ていた。今よりも家事全般に手間がかかる時代、母も大変だったろう。

 でも何で、こんなに服や物が必要なんだろう?お勤め、入学式、卒業式等をはじめとする行事、物を必要とする娯楽の数々・・・ここ北海道はあちらこちらにアイヌ民族の展示館等がある。物に溢れているわけではないが、手作りの服、生活用具は、独特な文様が施され、シンプルかつ美しい。歌やユカラ(伝承)も豊富である。

昔に帰ることはできないし、そうしたくもないが、この世の中は余計なモノ・事柄であふれている。でも一部の人を除いて自分で何かを創造する時間は極めて少ない。そして肝心なこと大事なことが見えなくなっている。

最近は、基礎化粧品などもほとんど買わない。ホホバオイルと質の良い石鹼で十分である。クリーム・リンス・歯磨き・マウスウオッシュ、うがい液等もミツロウ、ホホバオイルなどで作る。住居用洗剤は重層とクエン酸。子どもたちのヘアーカットもやる。髪のヘナ染めも全部自分で(自分のカットも可能な時は・・)

時間があれば何とか工夫する。自分でやってみる。結構面白い。子どもと何か一緒にやる時間も多くなって楽しい。

お金をたくさん持つ=豊か=幸福 これはもう根底から疑った方がいい。貧しいと苦しい、嫌だ、昔の日本人もそう思っただろうし、今の貧しい中国人も大部分そう思っているだろう。ストリートチルドレンも世界のあちこちのスラムにたくさんいる。

でもいつの世にも貧しくても飄々と颯爽と生きている人はいたのじゃなかろうか。

残酷なピラミッドに組み込まれるのはもうやめたい。

このピラミッドに入るのをやめる=既存の経済活動に積極的に参加しない

そういう人が増えれば、逆に世界は豊かになる と私は思うのである。

 

 


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夕張診療所の受け入れ拒否報道 [医療、健康]

 

地方局の夕方のニュース番組で知ったのだが、夕張診療所の医師と夕張市長との間で患者の受け入れ拒否をめぐって揉めている。

大筋

夕張市は、市立診療所が、自殺を図り心肺停止状態になった男性の救急受け入れを断っていたと発表した。市の説明では、首をつり自殺を図った男性(心肺停止状態)を診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。市立診療所の村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。・・・・・

 元記事がみつからなくなったので、こちらのブログの以下の記事の中からから転載させて頂きました。現役のお医者さんが書かれているブログのようでかなり参考になりました。

章の介の証言   「夕張診療所の受け入れ拒否報道について」

http://ranosuke.cocolog-nifty.com/akira/2010/06/post-14bf.html

 

また、今回の当事者、夕張診療所で孤軍奮闘で頑張っておられる村上先生の反論はこちら。

なぜ私は救急患者を受け入れ拒否したのか

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3660

 

TV報道を見たときから私は村上医師の言っていることが正しい(筋が通る)と思っていましたが、いろいろ調べてみて、ますますそう思いました。

19床の入院施設を持ち、40床の老健も併設、さらに在宅医療を行いながら、特老やグループホームとも提携して対応しているというハードワークをこなす村上医師にこれ以上何を望むというのでしょう・・・

調べているうちにこの記事に行き当たり、これはかなり根の深い問題なのではと思いました。

鹿島の街角より    「ゆれ続ける、夕張診療所その後」

http://kasgatyou.exblog.jp/10792376/

以下上記記事よりの抜粋です。

しかし先週、新聞メディアに掲載された夕張市サイドの
医療体制に関するコメント内容は、まるで正反対の要旨でした
大まかに表現すると、希望の杜へ市立総合病院体制を要求しているのです
じゃ、これまで、希望の杜が夕張で汗を流した、地域医療の実行と理念を
全否定する内容ではないでしょうか・・・

夕張は自力で自治を遂行できる、余裕の歳入はありません
歳入の多くを、交付金などにすがって回しているのが
実情のようです、そんな街で今、市立総合病院がが維持できる可能性は
限りなくゼロに近いでしょう、日本各地で自治体病院の科目閉鎖や
受け入れ停止などのニュースを目にすると
財政破綻を来たしている、夕張では、とても無理だろう・・
これが素人が考える本音です・・

市側では、この交渉が決裂すれば、新たな指定管理者を探すなどと
発言していますが、可能性は夕張に霞ヶ関を持って来る様なレベルでしょう

様々な報道や資料を見て感じる事は、相変わらず破綻の反省が
正しく為されていない事で、またこんな状況を作り出している

週明けにも、総務省の担当者2名が夕張を訪れ、何らかの
指針が示されるのではないかと言われています

この記事は2月21日のものです。受け入れ拒否は5月、報道は6月、

行政側 市(国) と 村上医師の間に何らかの対立があり、受け入れ拒否に関するゴタゴタはその一部が露呈したに過ぎないのではと推測します。

これはかなり注視する事柄かもしれません。地方自治ではなく、昔の天領、幕府直轄地のような展開に繋がるかもしれません。  何をいまどきそんなバナナ・・・と思いたいですが。

地方自治体が弱体化すればその先に見えるものは何なのか・・・公務員削減、比例区議員削減、危険な香りがプンプンします。

永田町だけを注視しているとトンデモナイことになりかねない・・・

「事件は現場でおきている」   踊る大捜査線でした[わーい(嬉しい顔)]

 

 

 


タグ:医療 夕張 救急
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子育てはいつでもどこでも易しくはない [日記・エッセイ・コラム]

 

<特集ワイド>「危うい10代」に親の影

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100727dde012040007000c.html

2010年7月27日(火)18:00

 ◇人生のリベンジの道具にしたり 過度な干渉や責任転嫁 心の居場所を奪い続け……

 実の親を殺したり、同級生を学校内で傷つけてしまうような「危うい10代」の増加が目立っている。その背景に潜むものは何か。子どもを加害者にしないために、私たちが省み、なすべきことを探ってみた。【根本太一】

 殺人50件。放火66件。傷害致死21件。これは、警察庁がまとめた「未成年者」による犯罪(08年)の一例である。もう一つ気になるのが、1280件という家庭内暴力の発生件数だ。00年に1386件に達して以来1000件を下回った年はない。少子化で子どもの数は減少しているのに。しかも、暴力の約6割は母親に向けられる。親殺しも珍しくない昨今。この現象をどう見るべきなのだろうか。

  ■

 「日ごろから問題ある非行少年ではなく、一見まじめで普通の子どもが急に人を殺してしまうのが最近の傾向」と話すのは、著書に「こんな子どもが親を殺す」などがある精神科医で神戸親和女子大教授の片田珠美さんだ。「え、あの子が?と思われるような、おとなしい少年や少女の犯罪が増えています」

 片田さんはそう話し、一因として、親の子どもに対する「過剰な期待」を指摘する。勉強して、良い大学、良い企業に入れれば未来が開ける。あるいは頑張らなければ開けない。そんな、親とその両親(子から見れば祖父母)の世代から連綿と続く学歴社会の「幻想」に今もとらわれているのが特徴なのだという。

 「かつては花形企業だった日本航空も倒産ですよ。いい企業に入っても一生安泰の時代じゃないんです。なのに、20年前のバブル崩壊以降、親自身が経験した挫折やかなえられなかった夢の実現を託す形で子に押し付ける傾向が強まった。本音では、傷ついた自己愛を再生したい。子を道具にし、自分の敗北感をリベンジしたいだけなんです

 けれども親は気付いていない。「我が子のため」と信じ込む。そういう親自身の心の奥には子の「成功」を通じて自身の親の期待に応えたい、どうかほめてもらいたいとの欲望が潜んでいるのだ。

 子どもは「親」という自分とは別人格の欲望を常に気にかけ、生きている。そうしなければ生存もできない――。片田さんは、そう指摘する。特に、最初に出会い育ててくれる「母」の欲望を満たすことが最も重要だと感じるという。母にとって何が好ましいかをかぎ取り、良い子を演じつつ成長する。かたや自らの欲望は我慢し続けていく。

 「3歳ごろに自我が芽生え、思春期に自己主張が強くなるんですが、中には反抗もできない子がいます。親が反抗を許さない、子を抱え込み離さない、操り人形のように育てる。自己愛の親子『一体化』。これでは子どもが集団に適合できず不登校になったり引きこもったりしてしまう」。文部科学省によると、中学生の不登校率は07年度2・91%で、2年連続で過去最高だ。

 「半面、こうした親の多くはモンスターペアレントのように他人に責任を転嫁する。何でも他人が悪いと考える」。それを見て育った子どもは、ささいな事でつまずき、期待に応えられないと感じて行き詰まった時、親が悪い、社会が悪いと周囲のせいにしがちという。「自分が自分で生きるには、邪魔者との関係を切るしかない。だから、追い込まれて殺す」

 どんな子どもが「予備軍」となるのだろう。家族カウンセラーとして悩みを持つ家々を訪ね歩き、インターネットでもサイト「あなたの子どもを加害者にしないために」を設ける中尾英司さんは「過度に干渉されて育った子どもが危うい」という。

 「例えば小学生の子に、風呂上がりに『体をふかないとだめじゃない』と言いつつ、親がふけば、子どもは、これは自分がやってはいけないことだと脳にすりこまれるんですよ。自画像を描かせると手を描き忘れたりします」。脳の操縦席に親が座るロボット状態。「でも心は『私』。親には逆らえないけど『私』は悲鳴をあげ始める」

 「しつけ」と称した、親のとげとげしい言葉が刺さり、自我を解放できる「心の居場所」をなくした子も多い。ある女子高生は家や学校で良い子を演じ続けたあまり「本当の自分が分からない」と中尾さんに訴えたそうだ。「気付かない親は構わずに子の心に侵入し、子の自我を奪います。子は侵入に対して過敏になりますから、悪気はなくても、自分のエリアに物を置かれたりしたら『私』の存在を脅かされることになるんです」

 横浜市内の女子高で先月、1年生(15)が級友を刃物で刺す事件があった。そういえば、あの加害生徒も「勝手に机に荷物を置かれた」と供述していたのが気になる。

 どうしたら、子どもたちは救われるのだろうか。「子は親に認めてもらいたいと常に思っている。まず親があるがままの子どもを受け入れるべきなんですよ」。良い子とか成績が良いとか、そんな「条件付きの愛情」が最も悪いと中尾さんは話す。

 「価値観を押し付ける前に子の言い分を黙って聴く。自立する過程を見守ってやる。操縦席に子ども自身を座らせてあげないといけませんよ。幼児期は、だっことおんぶ。抱いて無条件の愛情を示し、目は合わないけれども背中のぬくもりで信頼感を与えることが出発点ですよ」

  ■

 かつては地域社会が子どもを育てた。父親も父らしかったとの声もある。だが「昔の家族に理想をみて、今を憂えるのは間違いです」と話すのは、作家で子育てエッセーも多い鈴木光司さん。「ただ現在は、ちまちまとした禁止事項があふれていますけど」

 まるで意味のない校則や公園でのボール遊び禁止など、もってのほかだという。「バイクも、一律に校則で禁止するのではなく、家庭ごとに親の権限で乗るか乗らないかを決め、乗ると決めたなら親がマナーをたたき込むべきなんです。大人社会のルールも知らないまま家を巣立っていく子どもが多すぎます」

 鈴木さんによると、大人が責任を取りたくないから禁止事項を増やして住みにくくしているのが日本。生きる範囲を自ら狭める自縄自縛の社会。「冒険心が育つどころか子どもの自立さえ危うくなる」。大人はもっとおおらかになるべきなのでは、という。

………………………………………………………………………………………………………

 ◇10代をめぐる最近の主な事件

4月22日 札幌市内の高校2年女子生徒(16)が、叔母(38)に台所の包丁で切りつける。

6月15日 横浜市内の女子高で、1年生徒(15)が授業中に同級生(15)を刃物で刺して重体に。

  17日 山口県田布施町の高校で、1年男子生徒(15)が教室で同じクラスの女子(15)に背後から包丁で切りつける。「男子は普段はおとなしい生徒だった」と校長。

7月 9日 兵庫県宝塚市の中学3年女子生徒(15)が、同級生の少女(14)と共に自宅に火を付け、母(31)が死亡。義父(39)と妹(9)も重体。2人はその後に同級生少女宅への放火も企てたが未遂。

………………………………………………………………………………………………………

こういったことは、最近だけの問題であろうか?

確かにどうしようもない変な細かな規則が登場したのは昨今のことかもしれないが、時と場所を超えて親が自分の果たし得なかった夢、挫折感の代償を子どもに求めることは人と共に常にありつづけたのではないだろうか?その内容が違うだけで。

最近のご時世のためにこういう現象が見られるようになったと考えるなら、これを書いた人たちも自分達人間性の責任を時代に転嫁しているだけであろう。

子育てに限らず、人間は自分の欲望を正当化して見せるのが得意である。子どもの場合は、子供のためを思って言っている、やっているという。家族の場合もそれと同じ。自分の友人、部下、仲間に対して、時としてほとんど関わりのない相手にも同じことをする。

自分の内面を見ることは多くの人にとって難しい作業である。自分の中の狡さや醜さを見るのが嫌なのである。だから、ひたすら外に向かって自分を正当化し続けようとする。誰かを自分の意に従わせようとする。

この世で謙虚であり続けることは大変難しい。謙虚という態度を御しやすしと見て、従属させようとする行動に出る人もいる。

半世紀生きた。その中の半分以上は自分自身もそのような関係にどっぷりつかって生きてきた。傷ついたり、傷つけたりした。後半の人生ははもうそんな自分には戻らないと決めて生きた。それでも、多くの失敗もあった。

対等で自由な関係でいるということはここではとても難しい。一人でいることを選ばなければいけない時の方が多い。でも一人でいる時間が多いのも悪くない。自分の好きなことが思いっきりできる。今は一人でいる時間がとても大切で充実している。だからこそ、人にやさしくなれる様な気がする。

 


タグ:子育て
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水面下の次のシナリオ・・? [政治]

 

日々坦坦

http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-561.html

こちらのブログから知ったこの記事

小沢一郎前幹事長はマイケルジョナサングリーンから正式に「アメリカの窓口役」を認められた。(7.25)

http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/19a56a9ee74283091c28e65e0affe069

他にも

小沢一郎前幹事長はアメリカ要人に謝罪し首相就任の了解を得て、北朝鮮拉致被害者の絵を描いている(7.21)

 http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/0ec4c748629df4be3eef644edfa89a0d

小沢一郎前幹事長は 、原子力潜水艦でやってきたマイケル・ジョナサン・グリーンに米国債購入を懇願された。(7.24)

 http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/a14c575345b03b96c61426e8a5c92358

米国経済を救えるのは小沢一郎と亀井静香と個人資産1500兆円保有の主力・日本の超高齢者なのか(7,26)

http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/bd7c79a9157b3961cd935bcece97d5df

 

 上で紹介した日々坦坦のブログ主氏は下記のように記事をしめくくっている。

この板垣氏の情報を含め、どのように受け止めるのか、我々(の感性)が今、試されているといえるのかもしれない

板垣氏のブログ、初めて読んだので、どういう人物なのか今のところ皆目見当がつかない。

この情報を流して何の意味があるのだろう(どういう利益があるのであろう?)

しかし、八丈島に原子力潜水艦でやってくるなんて007ばり、笑ってしまうけれど否定できないですよね。007も限りなくノンフィクションの部分もあるようなので。

小沢さん、八丈島に行ったけど釣りはしていないらしい。釣りしてノンビリできたら良かったのにね。金・権力争いなんてバカバカしいという境地にはまだまだ入れないのかもしれませんね。小沢さんだけではなく、この世のおバカさんたちは。

結局、ただ金と力(邪悪な力)に振り回されて、使い捨てられ、魂なくすだけとどうしてわからないのかな~

 

おそらく、9月11日に向けて(裏=この世の実質的支配者)は何か仕掛けてくると思われるので情報収集と平常心での観察といきますか。

もちろん、その間にちゃんと笑ったり、和んだり、楽しんだり、感動したり、考えたり、たまには怒ったり、泣いたり、おいしいもの食べたり、人間らしく過ごします!

 

 


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強さとは・・・ [日記・エッセイ・コラム]

 

昨日は久しぶりに朝から雲ひとつない青空。ここぞとばかりに洗濯、掃除・・長年の主婦の習性むき出しにシャカリキに働いた。

夏休みになり、娘も家にいることが多い。中学生とはいえ、それなりに手間がかかる。母よりも大人の部分もあるのだが、バランス感覚はまだ心もとない。(自分もまだそういう部分もあるが)

小さな子供とは違う手間のかかり方・・かな?

 

最近の世の中の流れはどんどん速くなり、ニュースもあっという間に古くなってしまう。常に目先の出来事を追いかける軽薄な日常に慣れきってしまった毎日。

しかし、その軽薄さの底を知り、そこから距離をおこうという姿勢が、あちらこちらでひそやかにじんわりと湧いてきたようにも感じる。

地デジ化を契機にテレビを捨てよう。情報はネットで十分

http://blog.livedoor.jp/shunzo480707/archives/2862830.html

 

30代半ばから、ほとんどTVをみない時期があった。うちの子どもは小さい時あまりTVを見ていない。小学生になった頃から、人並みにはみるようになったかな。若い時も長くTV見ると疲れるので、特に好きな番組しか見なかった。

実は、現在既に地デジ対応のTV持っているのだが、それはフィギアスケートの映像を見たかったから・・(とくに浅田真央さんを)ハハハそれだけのために大枚はたきました・・・それなのにいろいろあって・・・グググ・・

我が家のTVの使い方は天気予報、いかにバカバカしいことを言う、やっているかの確認。あとはアニメ、これもかなり厳しい判断基準あり。

というわけで、道具として使いこなすレベルにはなっているかもしれない。しかしやっぱり生活必需品ていうわけでもない。世間の人をお付き合いするのに少し知っておく必要があるのかもというくらい。いつなくなってもそう困らないだろう。

 

最近ipadなんてものも出たが、本好きの私は紙の本は無くならないでほしいな~と思う。ネットの中の情報もこれぞというものは印刷して読む。

「行間を読む」という言葉があるが、ipadで行間を読めるかな~、ネット情報もなんとなく読めるから読めないことはないのだろうけれど、やはり本の方が読みやすいのじゃないかな~と考えてしまう。

最近は行間のない軽薄で薄っぺらな文章が多いから、問題ないのかもしれないけれど。

 

とても味わい深い文を一つ

強さとは、自ら畏れるものを知る者が身につけくことの出来るやさしさなのだ。

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/f4584384aa0ab2ec20629b60465427f1

 全文は上記で。

保坂展人さんのどこどこ日記 2010・7・25より。

このような文章を書ける人はそう多くはいないだろう。

今の日本(世界)では、このような人が政治家になることはとても難しいことなのである。

 

 


タグ:地デジ TV
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